こんにちは。静岡市葵区呉服町の矯正歯科、ブライフ矯正歯科・院長の平塚です。
治療例のご紹介です。
成人男性で、主訴は「八重歯と、口元が出ているのが気になる」とのことで治療を行いました。
初診時の状態では、上下顎に叢生(ガタガタ)があり、特に右上の犬歯は外に飛び出した状態となっており、いわゆる「八重歯」の状態を呈していました。
また、上下の前歯が前方に位置していることで、口元が突出しており、口が閉じづらい状態でした。
そこで治療としましては、上下の小臼歯を計4本抜歯、またアンカースクリューを併用することとしました。
ここで、「八重歯の治療の際、飛び出てしまっている八重歯を抜いてしまった方が早いのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かにその指摘は鋭くて、八重歯、つまり飛び出た犬歯を抜いてしまった方が治療期間が短く済むと思われる場合も多々あります。
しかし、実際に犬歯を抜歯して矯正することはかなり稀で、余程特殊な状況であると言えます。
詳しくは下記関連ブログをご覧ください。
▽関連ブログ→八重歯が邪魔!?ちょっと待って。その八重歯、抜歯しないで!!
治療の内容:マルチブラケット装置による矯正歯科治療
期間:30ヶ月
費用:総額¥960,000(税込¥1,056,000)
リスク、副作用:歯磨きがわるい場合には、虫歯や歯肉炎が進行することがあります。 矯正治療中顎の関節に音がする、痛くなる、口が開きにくくなる、といったような症状が出ることがあります。 体質により金属アレルギーを引き起こす事があります。治療後、知覚過敏や痛みなどが出たり、吸収された骨が再生しなくなることがあります。歯肉が退縮して歯が長く見えたり、歯と歯の隙間が広くなったりすることがあります。
八重歯の状態ですと、歯磨きが行き届かないことで、虫歯や歯周病のリスクが非常に高くなり、将来的に歯を失ってしまう可能性が高まります。
以前は八重歯がチャームポイントとされた時代がありました(日本においてのみ)が、現代ではそのように考える方は日本人でもかなり少ないかと思います。
また、前歯を後方に引っ込めることで、口唇をスムーズに閉じることができるようになり、安静時に口が開いてしまうことも無くなります。
歯並びを治すことは、見た目の美しさを獲得できるだけでなく、機能面での向上も主要なメリットとなります。
歯並びでお困りの方は是非ご相談ください。