こんにちは。静岡市葵区呉服町の矯正歯科、ブライフ矯正歯科・院長の平塚です。
治療例のご紹介です。
成人女性で、主訴は「出っ歯を治して、前歯でものが噛めるようになりたい」とのことで治療を行いました。
初診時の状態では、上顎の前歯が前方に位置しており、いわゆる「出っ歯」状態でした。
この状況ですと、上下の前歯が当たらないため、食べ物を噛み切る動作が非常にしづらくなります。
ご本人曰く、いつも上の前歯と舌で噛み切るようにして、それでも硬いものは難しいので前歯ではなく横の歯を使って噛み切っているとのことでした。
下顎についてはほぼガタつきもなく、上唇の突出感がある一方で、下唇の突出感は認めませんでした。
そこで治療としましては、上の小臼歯を左右で計2本抜歯し、歯を配列することとしました。
また、上顎の前歯を引っ込める量が多いため、アンカースクリューを併用しました。
このように出っ歯でも下顎の歯にガタガタがない場合、上顎の小臼歯のみを抜歯して治療するケースが多いかと思います
主訴:出っ歯が気になる
診断名:上顎前突
年齢:21歳
治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置、歯科矯正用アンカースクリュー
抜歯部位:上顎両側第一小臼歯
期間:24ヶ月
費用:総額¥920,000(税込¥1,012,000)
リスク、副作用:歯磨きがわるい場合には、虫歯や歯肉炎が進行することがあります。 矯正治療中顎の関節に音がする、痛くなる、口が開きにくくなる、といったような症状が出ることがあります。 体質により金属アレルギーを引き起こす事があります。治療後、知覚過敏や痛みなどが出たり、吸収された骨が再生しなくなることがあります。歯肉が退縮して歯が長く見えたり、歯と歯の隙間が広くなったりすることがあります。
治療後は、前歯がしっかりと引っ込んだことで、物を噛み切りやすくなっただけではなく、口元もすっきりし、さらには「サ行」なども発音しやすくなったとおっしゃっていました。
歯並びを治すことは、見た目を改善できるだけでなく、前述の通り機能面での向上も期待できる治療です。
歯並びでお困りの方は是非ご相談ください。