こんにちは。静岡市葵区呉服町の矯正歯科、ブライフ矯正歯科・院長の平塚です。
治療例のご紹介です。
成人女性で、主訴は「口元が出ているのがコンプレックスで、ガタガタの歯並びも整えたい」とのことで治療を行いました。
初診時の状態では、主に下顎の前歯に叢生(ガタガタ)がありました。
また、上下の前歯が前方に位置していることで、口元が突出しており、口が閉じづらい状態でした。
そこで治療としましては、上下の小臼歯を計4本抜歯し、歯を排列することとしました。
口元の突出感があり、加えて叢生がある状態の場合、小臼歯を抜歯して治療するケースが多いかと思います
主訴:口元が出ているのが気になる
診断名:上下顎前突
年齢:19歳
治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置
抜歯部位:上顎両側第一小臼歯、下顎両側第二小臼歯
期間:24ヶ月
費用:総額¥980,000(税込¥1,078,000)
リスク、副作用:歯磨きがわるい場合には、虫歯や歯肉炎が進行することがあります。 矯正治療中顎の関節に音がする、痛くなる、口が開きにくくなる、といったような症状が出ることがあります。 体質により金属アレルギーを引き起こす事があります。治療後、知覚過敏や痛みなどが出たり、吸収された骨が再生しなくなることがあります。歯肉が退縮して歯が長く見えたり、歯と歯の隙間が広くなったりすることがあります。
このケースをもし非抜歯で行うとなると、IPRと言って歯と歯の間をわずかに削る処置を行うことで叢生を解消することになります。
▽関連ブログ→IPR(Interproximal Enamel Reduction)とは?
しかし、前歯を後方に移動させるほどのスペースはIPRのみでは確保できないため、口元の突出感がある患者様の治療においては小臼歯の抜歯が必要になることが多いです。
口元が出ていることをコンプレックスに感じている方は非常に多いと思います。
前歯を後方に引っ込めることは、コンプレックスを解消できるだけでなく、口唇をスムーズに閉じることができるようになり、安静時に口が開いてしまうことも無くなります。
歯並びを治すことは、見た目の美しさを獲得できるだけでなく、機能面での向上も主要なメリットとなります。
歯並びでお困りの方は是非ご相談ください。