こんにちは。静岡市葵区呉服町の矯正歯科、ブライフ矯正歯科・院長の平塚です。
治療例のご紹介です。
成人女性で、主訴は「すきっ歯を治して笑顔に自信を持ちたい」とのことで治療を行いました。
初診時の状態では、上下の歯列に隙間が点在しており、いわゆる「すきっ歯」の状態でした。専門的には「空隙歯列」と呼びます。
特に前歯部分の隙間は目立ってしまうため、審美的に気にされる方は少なくありません。
またこの状況ですと、食べ物が挟まったり、歯磨きがしづらいなどの機能的な問題も存在します。
治療としましては、臼歯の噛み合わせは問題がなかったため、極力噛み合わせを維持した状態で空隙のみを閉鎖する方針となりました。
主訴:すきっ歯が気になる
診断名:空隙歯列
年齢:32歳
治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置
抜歯部位:非抜歯
期間:24ヶ月
費用:総額¥920,000(税込¥1,012,000)
リスク、副作用:歯磨きがわるい場合には、虫歯や歯肉炎が進行することがあります。 矯正治療中顎の関節に音がする、痛くなる、口が開きにくくなる、といったような症状が出ることがあります。 体質により金属アレルギーを引き起こす事があります。治療後、知覚過敏や痛みなどが出たり、吸収された骨が再生しなくなることがあります。歯肉が退縮して歯が長く見えたり、歯と歯の隙間が広くなったりすることがあります。
治療後は空隙が閉鎖され、見た目も機能も大幅に改善されたため患者様は大変喜んでおられました。
ただ、空隙歯列は後戻りを起こしやすい歯並びでもあるため、保定(歯並びを後戻りしないよう維持すること)も非常に重要となります。
通常はマウスピースタイプの保定装置を使用していただくのですが、この方の場合はマウスピースのみではなく上下の前歯の裏側を細いワイヤーで直接固定するfixタイプのリテーナーを併用しております。
そうすることで隙間が再度開いてしまうことを確実に防ぐことが可能となります。
ワイヤーで固定すると言っても、正面からは全く見えませんので審美的な影響はありません。
ただし、歯石がつきやすいというデメリットがあるため定期的なメインテナンスが重要です。
歯並びを治すことは、見た目を改善できるだけでなく、前述の通り機能面での向上も期待できる治療です。
歯並びでお困りの方は是非ご相談ください。