インビザライン
透明なマウスピースを用いた治療法として、ブライフ矯正歯科ではインビザラインを導入しております。
現在、様々なメーカーからマウスピース矯正が提供されている中で、アラインテクノロジー社が開発したインビザラインは世界的に最もシェアが多く、世界で1200万人を超える患者様がインビザラインを用いた矯正治療を受けております。
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比較し歴史が浅いため日進月歩の治療法とも言えます。その中で最もシェアが多いという点は、知見・技術が最も集積していることと同じであり、安定した治療成績を発揮する上で重要な鍵を握っています。
世の中には、安価を武器にしたマウスピース矯正が数多く出回っている中で、あくまでも医療ということを最重要視すべきであると当院は考えており、そのため現在のところインビザラインのみの取り扱いとなっております。
当院では「デンタルモニタリング」という遠隔診療システムを導入しており、自宅にいながらお好きな時間にチェックが受けられます。
デンタルモニタリングを使用すると通院回数が非常に少なくすることが可能になり、加えて常に歯科医師のチェックが受けられるという安心を手にすることができます。
現在のところ静岡市内をはじめとする静岡県内において、インビザラインによる矯正治療が受けられる矯正専門の歯科医院は限られていますので、インビザラインを検討している方は是非一度ご相談にお越しください。
マウスピース矯正(インビザライン)の流れ
1、検査
・・・まず他の治療法と同じく検査を行った上で診断をします。 |
2、設計
・・・お口の中のスキャンデータをもとにマウスピースの設計を行います。この設計がマウスピース矯正の成功を左右する非常に重要なポイントで、矯正専門医の技量が問われる部分です。「インビザライン」と一口に言っても、設計する歯科医師によって出来上がるマウスピースには大きな差が出ます。「クリンチェック」と呼ばれるソフトウェアを駆使し、加えてアラインテクノロジー社の技術員と何度もやり取りをして、個々の患者様にとって理想的で、実現可能なマウスピースを設計する必要があるのです。 |
3、治療開始
・・・そして、いよいよマウスピースを用いた矯正治療が始まります。患者様によってマウスピースの枚数は異なりますが、一般的に数十枚のマウスピースを7日〜10日おきに順番に交換していき、歯並びを整えていきます。その際1日あたりの使用時間は20時間以上が推奨されており、装着時間が短いと歯が予定通り動かないため注意が必要です。 |
マウスピース矯正(インビザライン)がオススメできる理由
インビザラインは透明なので装着していても目立たず、ほとんど他人に気付かれることはありません。矯正治療中でも、口元を気にせず歯を見せて笑うことができます。とくにマウスピース矯正をおすすめしたいのが、営業職や接客業など人前に出る機会の多い方です。
マウスピース矯正がオススメの理由は目立たないことだけではありません。マウスピースは簡単に取り外せるので、矯正前と同じように食事を楽しむことができます。
さらに歯磨きも今までと同じように行うことができますので虫歯になる心配もありません。マウスピースは丸ごと洗浄できるので、いつでも清潔です。また金属を使用しないので、金属アレルギーが心配な方にも安心です。
マウスピース矯正(インビザライン)はこんな方にオススメ!
●なるべく他人に気付かれずに矯正したい方
●治療中も今までと同じように食事を楽しみたい方
●ワイヤー矯正で虫歯になってしまうのが心配な方・金属アレルギーがある方
インビザラインによる矯正治療の特徴
●他人に気付かれずに矯正治療ができる ・・・インビザライン自体が薄く透明なマウスピースなので、装着していてもほとんど見分けがつきません。特に成人女性の患者様は治療中の見た目も気にされることが多いです。「矯正装置が目立ってしまうのが気になる」という理由で矯正治療をためらっていた方も、これならと始めていただけます。 |
●口内炎などのお口のトラブルと無縁 ・・・ワイヤーやブラケットを歯に固定する従来の矯正治療とは異なり、口の中の粘膜に装置が当たって「痛む」「口内炎ができる」などのトラブルがありません。インビザラインなら、スポーツも楽器も矯正治療をしながら存分に楽しむことができます。 |
●食べたいものが食べられる ・・・ワイヤー矯正の場合には、食事中ワイヤーやブラケットに食べ物が挟まったり絡まったりと何かと気を使う必要があり、食事中歯を見せて笑うことをどうしてもためらってしまいます。さらに、硬い物を食べると装置が壊れたり外れたりすることがあるので注意が必要になります。しかし、取り外しが簡単なインビザラインなら、食事中は外せるので、食材を選ばず何でも好きな物が食べられます。 |
●常に衛生的に治療ができる ・・・インビザラインは取り外せるので、ストレスなく今まで通りの歯磨きやフロスができます。そして7日〜10日おきに新しいマウスピースに交換していくので常に綺麗なマウスピースを使用できます。もしも汚れが気になっても、マウスピースを外して丸ごと洗浄できるのでとても衛生的です。 |
●治療開始前に治療後の歯並びを確認できる ・・・インビザラインによる矯正治療では、「クリンチェック」と呼ばれるシミュレーションソフトを使用してマウスピースの設計を行います。ブライフ矯正歯科では、治療開始前にクリンチェックのシミュレーションを患者様にご覧になっていただきます。治療開始から完了まで、どのように歯が動いていき、最終的にどのような歯並びになるのかがハッキリとご確認いただけます。 ワイヤー矯正においては、治療計画は矯正医の頭の中にあり、治療終了時の歯並びを目に見える形でお見せすることもできず、治療期間も矯正医の経験に基づく予測でしかありません。一方インビザラインにおいては、クリンチェックで治療計画を様々な角度から詳しくご確認いただいたうえで、治療を始めるかどうかご判断頂くことができます。クリンチェックで理想とする歯並びになっていないということがあれば、再度シミュレーションを修正して治療計画を変更することももちろん可能ですし、治療を見送るという選択も可能です。 |
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●治療期間が明確にわかる ・・・クリンチェックによるシミュレーションを行うことで、治療完了までに必要なマウスピースの枚数が決まりますので、トータルの治療期間がわかります。就職活動や成人式、結婚式など大切なご予定がある場合にも、矯正治療が終わっているのか、歯並びがどの程度治っているのか、などを治療開始前に確認することができます。 |
●型取りは1回だけ、しかもスキャンで ・・・インビザライン以外のマウスピース矯正では、頻繁に型取りをしなければならないものが多くあります。それらは1度の型取りで作製されるマウスピースが1枚から3枚程度なのです。一方でインビザラインによる矯正治療では歯型を採取するのは最初の1回だけです。レントゲン写真や、口腔内写真などのデータと最初に採取した歯型を基に、歯の移動をシミュレーションして理想の歯並びになるまでのすべてのマウスピースを1度に作製します。 |
POINT
・・・ブライフ矯正歯科では光学スキャナ「iTero Element 5D Plus」を導入しています。臭いや味のある歯科材料を使って歯型を採ることがないため、早くて快適な検査を受けて頂くことができます。
●通院回数が少ない ・・・ワイヤー矯正や他のマウスピース矯正では通常およそ1ヶ月に1回の通院が必要ですが、インビザラインによる矯正治療では通院回数を少なくすることができます。インビザラインでは、マウスピースを7日~10日に1回、ご自宅で新しいものに交換して頂き、治療を進めてきます。 アタッチメントの装着やIPR等が必要なため、矯正開始時のみ通院回数が多くなりますが、軌道に乗ればその後は通常2〜6ヶ月に1回の通院になりますので、遠方からご来院される方、仕事がお忙しい方でも無理なく矯正治療を行うことができますし、矯正治療中に転勤などで遠方に転居しなければならなくなった場合でも治療を継続できる可能性が高まります。 また、ブライフ矯正歯科では、「デンタルモニタリング」という遠隔診療のシステムを導入しております。このシステムを使用しますと、最大で1年程度の間通院せずともマウスピース矯正を行うことが可能になります。 |
●痛みが少ない ・・・矯正治療は、歯に矯正力をかけて少しずつ動かしていくため、痛みを伴う場合が多いです。ただし、矯正方法により痛みの程度は異なります。ワイヤー矯正では、通常1ヶ月に1回ワイヤーの調整を行いますが、その際に3日程度痛みが出ます。痛みの程度としてはインビザラインによる矯正治療よりも痛いと言われています。 インビザラインは、ワイヤーを人の手で調整する場合には不可能な0.25mmの細かい範囲で、歯を移動させて理想の歯並びに近づけていきます。7日〜10日間で新しいマウスピースに交換するので、痛みも小さく小刻みに分かれます。過去にワイヤー矯正を経験されて、2度目にインビザラインで矯正をされた患者様は、インビザラインではほとんど痛みを感じないとおっしゃる程です。 |
●金属アレルギーの心配がない ・・・インビザラインによる矯正治療では金属を使用しません。そのため金属アレルギーがある方、そして金属アレルギーが心配な方も安心して治療を受けていただけます。 |
●矯正しながらホワイトニングが可能 ・・・インビザラインのマウスピースの内側に、ホワイトニングジェルを使用することで、歯の色を少しずつ明るくしていくホームホワイトニングを同時に行うことができます。通常であれば、ホワイトニング用のトレーを作製する必要がありますが、インビザラインの場合はホワイトニングジェルのみのご購入でホワイトニングができますのでリーズナブルに行えます。 |
インビザラインによる矯正治療の注意点
●装着時間を守る ・・・インビザラインによる矯正治療では、マウスピースを装着している間のみ歯に矯正力が加わります。そのため極力長時間マウスピースを装着していただく必要があります。お食事と歯磨きの時間以外は装着するようにしていただき、1日あたり20時間以上の装着が推奨されます。お仕事等の関係で、どうしてもマウスピースの装着時間が短くなってしまう方は、マウスピースの交換のタイミングを少し遅らせて2~3週間にして頂くようにしていますが、その影響でトータルの治療期間は長くなってしまいます。 |
●虫歯や歯周病は矯正治療開始前に治す ・・・健康な歯と歯茎があってこその矯正治療ですので、虫歯や歯周病がある場合には、矯正治療を始める前に治療していただいております。矯正治療の途中で虫歯ができてしまった場合は、矯正治療を中断して治療をする必要があります。虫歯の治療をすることで歯の形が変わってしまうと、マウスピースが使えなくなってしまう場合があります。マウスピースが使えなくなってしまった場合、再度スキャンを行いインビザラインを作り直すことができますが、治療が一時中断してしまいます。 |
抜歯矯正はインビザライン適応外!?
矯正治療を専門に行っていない歯科医師や、インビザラインの経験が浅い歯科医師にとっては、抜歯矯正のハードルが高いため「インビザラインでは抜歯矯正ができない」という間違った情報が流れています。しかし、インビザライン矯正の経験が豊富な歯科医師は、抜歯が必要と判断した場合には、インビザラインによる治療であっても抜歯矯正を行います。治療難易度が非常に高い場合には、一部ワイヤー矯正を組み合わせ、インビザラインとハイブリッドの治療を行うことも可能です。他院で「あなたの歯並びはインビザラインでは治せない」と言われた方も、一度ブライフ矯正歯科へご相談にお越しください。
マウスピース矯正(インビザライン)で失敗しないために
マウスピース矯正が失敗してしまう原因の多くは、決められた装着時間を守らないことによるものです。
矯正装置を外すことができることが最大のメリットであるマウスピース矯正は、装着時間を守る自己管理ができないと矯正治療が成功しません。特に、ご両親の勧めで矯正治療をしているお子様にこの失敗が起こりやすく、お子様ご本人が矯正治療に対して意識が低い場合には、マウスピース矯正をお勧めできない場合もあります。
また最近、増えている失敗例としては、マウスピース矯正では難易度が高い症例を、矯正治療を専門に行っていない歯科医師や、インビザラインの経験が浅い歯科医師が、無理にインビザラインで治療したことによるものです。それだけではなく、〇〇ラインなどのインビザライン以外のマウスピース矯正でのトラブルも多発しております。
ワイヤー矯正も、インビザライン矯正も、それぞれ得意・不得意な症例があります。経験豊富な矯正専門の歯科医師による正確な診断と適切な治療計画の立案がとても重要で、従来のワイヤー矯正とは異なる特有の知識と技術が欠かせません。
インビザライン矯正ならどの歯科医院で受けても同じだと思われがちですが、担当する歯科医師によって治療の効果は大きく異なりますので、インビザライン矯正で失敗しないためにも医院選びはとても重要であると言えます。
(未承認医薬機器の使用について)
当院で使用しているマウスピース型矯正装置(インビザライン)は米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン社を介して入手しております。
インビザラインは海外の工場で製作されるため、日本の医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていません。薬機法の対象外となるため、医薬品副作用被害者救済制度の対象とならない場合があります。日本国内にもマウスピース型矯正装置として薬機法の承認を受けている装置は存在します。
なお、インビザラインは1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。FDAは日本の厚生労働省に似た役割を持っている、食品や医薬品を取り締まる公的行政機関です。
マウスピース型矯正装置について、ご不明点がございましたらご相談ください。
矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。 一般的な治療期間:2年から3年、一般的な通院回数:20回~30回 矯正歯科治療の一般的なリスクと副作用:・痛み ・口腔内不潔域の拡大と自浄作用の低下・歯根への影響(歯根の短小、歯の失活、歯肉退縮、歯根露出、失活歯の歯根破折)・顎関節症状・後戻り·加齢による変化・骨癒着 |