「1期治療」は永久歯がまだ生えそろっていない12歳頃までに行う治療です。その頃は、あごの成長がある時期で、成長を上手に利用して治療を行います。例えば、永久歯がきれいに生えるようにあごの成長を促すことでガタガタを改善したり、上下のあごの成長のバランスをコントロールすることで受け口や出っ歯を改善する治療を行います。また、口呼吸や指しゃぶりや舌の悪い癖を早い時期に改善します。お子様によっては1期治療で終了することもあります。

こどもの矯正治療(1期治療)

永久歯がまだ生えそろっていない12歳頃までに行う治療。

「出っ歯」「受け口」「でこぼこ」「永久歯が生える場所が足りなさそう」などの問題を、主に正常な顎の発達を促すことで改善していきます。この時期にしかできない成長を利用した非常に重要な治療です。お子様にとって無理なく行える治療法をご提案いたします。

治療の流れ

歯並び・かみ合わせ・お口元の形状等のお悩みやご希望などを伺います。その上でお口を拝見し、ご自身の歯並びを客観的に見られるよう歯のスキャンを行います。その後カウンセリングルームにて、スキャンされた歯並びを見ながら現状の問題点・想定される治療方法・費用・治療期間をお話しさせていただきます。

お顔の写真、お口の写真、歯並びの詳細なスキャンを取ります。レントゲン室では、パノラマX線写真(歯と歯周組織を見るためのレントゲン写真)とセファログラム(歯と顔の形を見るための横顔のレントゲン写真)を撮影します。セファログラムは特殊な撮影方法ですので、一般の歯科医院では撮影することはできませんが、大学病院や矯正専門歯科医院では必ず撮影します。さらに当院では必要に応じ追加費用なくCT撮影を行い、歯と歯を支える骨の形状を三次元的に検討します。

検査で得られた一式の資料の分析結果と、それらを踏まえた上でお子様ごとの具体的な治療方針(抜歯の有無・治療の進め方・治療期間・費用)についてご説明します。痛みや違和感が少なく、無理なく続けられる方法をご提案させていただきます。

いよいよ装置を装着し矯正治療がスタートします。通院は1〜3ヶ月に1度来院して頂きます。主に取り外しのできる装置を、就寝時に使用することで歯並びを改善していきます。矯正治療以外に来院ごとにクリーニングや、フッ素塗布、虫歯のチェックも行います。

1期治療の目標が達成されたら、2期治療(大人の矯正治療)開始まで経過観察を行います。その間の通院は3〜6ヶ月に1度です。2期治療を行える年齢(12歳頃)になりましたら、ご希望に応じて2期治療を開始します。症状が軽度の場合は1期治療のみで終了することができます。

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料金表(こどもの矯正治療 1期治療)

※表示価格は全て税込み価格です。

矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。
一般的な治療期間:2年から3年、一般的な通院回数:20回~30回
矯正歯科治療の一般的なリスクと副作用:・痛み ・口腔内不潔域の拡大と自浄作用の低下・歯根への影響(歯根の短小、歯の失活、歯肉退縮、歯根露出、失活歯の歯根破折)・顎関節症状・後戻り·加齢による変化・骨癒着